アイデンティティ&アクセス管理とは?
ガートナー(Gartne)によると、アイデンティティ&アクセス管理 (IAM) とは、適切な個人が適切な理由で、適切なリソースに適切なタイミングでアクセスできるようにするセキュリティ規律を意味します。IAMは、ますます異質化するテクノロジー環境全体で、リソースへの適切なアクセスを確保するという、ミッションクリティカルなニーズに対応します。
従来、企業はオンプレミスのIAMソフトウェアを使用してIDとアクセスポリシーを管理していましたが、現在、企業が環境にクラウドサービスを追加するにつれて、ID を管理するプロセスはより複雑になっています。したがって、クラウドベースのIdentity-as-a-Service (IDaaS) およびクラウドIAMソリューションを採用することは、理論にかなったステップと言えるでしょう。
クラウドアイデンティティ&アクセス管理(IAM)に含まれるものは?
通常、Cloud IAM には次の機能が含まれています。
- 単一のアクセス制御インターフェース。Cloud IAMソリューションは、すべてのクラウドプラットフォームサービスに対してクリーンで、一貫したアクセス制御インターフェースを提供します。すべてのクラウド サービスで、同じインターフェイスを使用できます。
- セキュリティ強化。重要なアプリケーションに対して強化されたセキュリティを定義できます。
- リソースレベルのアクセス制御。役割を定義し、ユーザーがリソースにアクセスする権限を詳細なレベルで付与できます。
なぜアイデンティティ&アクセス管理(IAM)が必要なのか?
アイデンティティ&アクセス管理テクノロジーを使用すると、ユーザーIDとそのアクセス許可を開始、取得、記録、および管理できます。すべてのユーザーは、ポリシーと役割に従って認証、承認、および評価されます。
制御が不十分なIAMプロセスは、規制違反につながる可能性があります。 組織が監査された場合、経営陣は、会社のデータが悪用されるリスクがないことを、証明できないかもしれません。
Cloud IAMはどのように役立ちますか?
企業がクラウドID、およびアクセス管理ソリューションを使い始めるのは難しい場合があります。これは、収益の向上に直接つながらず、また企業がインフラストラクチャの管理権を譲渡するのも難しいからです。ただし、次のように、IAMソリューションの使用を非常に価値のあるものにする特典がいくつかあります。
- 一元化された信頼モデルを使い、サードパーティおよび独自のアプリケーション全体でID管理を処理することにより、エンタープライズ セキュリティへの支出を削減する機能。
- これにより、ユーザーはどこからでも、どのデバイスからでも作業できます。
- シングルサインオンを介して1セットの資格情報のみを使用し、すべてのアプリケーションへのアクセスを許可できます。
- 機密データとアプリを保護できます。多要素認証を使用して、ミッションクリティカルなアプリにセキュリティレイヤーを追加します。
- プロセスと手順のコンプライアンスを維持するのに役立ちます。典型的な問題としてよくあるのは、従業員のニーズとタスクに基づいて権限が付与されおり、それが不要になっても取り消されないため、不必要な権限をたくさん持っているユーザーを生んでしまうことです。
Cloud IAMソリューションとしてのAuth0
Auth0は、どんなスタックやデバイス、またはクラウドで実行されている、どんなID プロバイダーのユーザーでも認証できます。シングルサインオン、多要素認証、ソーシャルログイン、その他いくつかの機能を提供いたします。
Auth0機能の詳細については、こちらをご覧ください。なぜAuth0なのか?
承認に関しては、ルールエンジンの機能を使用して大まかな承認を定義できます。つまり、誰がログインできるかを決定するルール (たとえば、いつ、どの場所やデバイスからなど) を定義できます。
Auth0には、アプリケーションに公開できるグループメンバーシップ機能もあります (たとえば、Active Directory、Azure Active Directory、ユーザーのメタデータ内のグループメンバーシップなど)。 それに基づいて、よりきめ細かい承認を行うことができます (特定のグループのユーザーのみが一部のアプリケーションにアクセスできる)。
当社は常に Auth0の改善と物事の簡素化に取り組んでいますので、こうした事柄に関するアップグレードも、もうすぐ行われます。