GDPR:データのアクセス権、訂正および消去の権利

ユーザーはGDPR第15条、第16条、第17条、および第19条に基づいて、処理が行われている個人データのコピーを取得する権利、個人データが不正確な場合に訂正を求める権利、および個人データの消去を求める権利を有します。

Auth0では、Auth Dashboardから手動で、あるいはManagement APIプログラムによって、ユーザー情報をアクセス、編集、および削除することができます。

手動プロセス

[Auth0 Dashboard(Auth0ダッシュボード)] >[User Management(ユーザー管理)]>[Users(ユーザー)]でユーザー情報を表示、編集、および削除することができます。ユーザーを掘り下げると、各ユーザーの情報が表示されます。変更可能な情報は以下のとおりです。

フィールド 編集方法
Email(メール) [Edit(編集)]をクリックします。新しいメールアドレスを設定します。
Email verified(メール確認済み) **[Εmail(メール)]フィールドで[Edit(編集)]をクリックします。[Set email as verified(メールを確認済みに設定する)]**リンクをクリックします。
Metadata(メタデータ) app_metadataおよびuser_metadataオブジェクトの両方ともにこの画面から編集できます。MetadataセクションでJSONを編集して、変更を保存します。
Blocked(ブロック済み) 直接編集できません。画面右上の**[Actions(アクション)]>[Block User(ユーザーのブロック)]をクリックします。ブロックを解除するには、[Actions(アクション)]>[Unblock User(ユーザーのブロックを解除)]**をクリックします。
Email(メール) 直接編集できません。画面右上の**[Actions(アクション)]>[Change Email(メールの変更)]**をクリックします。
Password(パスワード) 直接編集できません。画面右上の**[Actions(アクション)]>[Change Password(パスワードの変更)]**をクリックします。

ユーザーを削除するには、[Actions(アクション)]>[Delete User(ユーザーの削除)]をクリックします。

プログラムによるプロセス

APIを使用してユーザー情報を取得、編集、および削除することができます。ニーズに合ったエンドポイントを選択します。

  • IDを検索条件に使用してユーザーを取得する

  • メールを検索条件に使用してユーザーを取得する

  • 実行時間が長いジョブを使用してすべてのユーザーをファイルにエクスポートする

  • ユーザーを更新します。すべてのフィールドが編集できるわけではありません(次のセクションを参照)。以下の点に留意してください。

    • 新しいオブジェクトのプロパティは、古いものを置き換えます。user_metadataフィールドとapp_metadataフィールドは、このルールの例外となります。これらのプロパティは置き換えられるのでなくマージされます。ただし、マージは最初のレベルでのみ生じます。

    • email_verifiedphone_verifiedusername、またはpasswordを更新する場合は、connectionパラメーターを設定する必要があります。

    • emailまたはphone_numberを更新する場合は、connectionパラメーターとclient_idパラメーターを設定する必要があります。

  • IDに基づいてユーザーを削除する

いずれかのAPIエンドポイントを呼び出すには、有効なアクセストークンが必要です。このトークンはエンドポイントごとに権限が必要です。Management API Explorerでは、各エンドポイントにスコープセクションが設けられています。このセクションには、アクセスするために、アクセストークンに含まれていなければならないスコープが表示されています。アクセスしたいエンドポイントがわかっており、有効なアクセストークンを用意できたら、要求を送信する準備は完了です。

編集可能なデータ

以下のユーザー情報は、APIを使用して更新することができます。

  • blocked

  • email_verified

  • email

  • verify_email

  • password

  • phone_number

  • phone_verified

  • verify_password

  • user_metadata

  • app_metada

  • username

以下のユーザー情報は編集できません

  • given_name

  • family_name

  • name

  • nickname

  • picture

検索可能なフィールド

次の項目を使用してユーザーを検索することができます。

  • すべての正規化ユーザープロファイルフィールド

  • user_metadataオブジェクトにあるプロファイル情報

    • name

    • nickname

    • given_name

    • family_name

お客様が消去されているか、Auth0が接続されていないその他のデータベースでデータが更新されていることを確認するのはユーザーの責任です。

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