アクションの制限事項

Actions使用時は以下の制限があります:

  • 各Actionは100KB以下とする必要があります。サイズが大きいほど遅延も大きくなり、システム性能に影響する可能性があります。このサイズ制限には、requireステートメントの一部として参照された可能性のあるnpmモジュールは含まれません。

  • フローの各実行は20秒以内で完了しないとエラーになります。この時間制限を守るには、HTTP要求を制限するのが最善の方法です。

  • フローの各実行は20秒以内で完了しないとエラーになります。この時間制限を守るためには、タイムアウトが設定されていないアウトバウンドHTTPなど、長時間実行の処理を制限することが必要です。ユーザーを外部ページにリダイレクトするActionはリダイレクト前後の時間に別のタイムアウト時間があります。

  • Auth0 Management APIとユーザーメタデータのアップデートの呼び出しにはレート制限があります。

  • 各Actionは、最大10個のnpmモジュールを持つことができます。

  • 各テナントは、最大100個のAction(導入済みおよび未導入の同法)を持つことができます。削除されたActionは制限数にカウントされなくなります。

  • 各テナントは、最大50個のバージョン(ドラフトとアクティブの双方)を持つことができます。上限に達した場合、新たなバージョンを追加すると最も古いバージョンが削除されることになります。

  • 各フローは、最大20個のアクティブなバインドされたActionを持つことができます。

  • 各Actionは、最大30個のシークレットを持つことができます。

  • 各秘密鍵には最大128文字まで、各シークレット値には最大4096文字まで使用できます。

  • 各Actionのconsole.log()には、最大256文字まで常に保管できます。

  • 各セッションは、ユーザーメタデータのパーシステンス(永続性)を最大32KBまで、アプリメタデータのパーシステンス(永続性)を32KBまで持つことができます。

  • 実行ログは10日間保持されます。

  • 外部サービスへのHTTP呼び出しは これらのIPアドレスから行われます。

  • ActionはTypescriptに対応していません。ソースファイルは導入前にJavaScriptで作成する必要があります。

  • Actionフローが停止されると新規event.requestオブジェクトが発行され、その後再開します(たとえば、リダイレクトまたはMFAチャレンジなどによる場合)。

キャッシュされたデータ:

  • キャッシュされた項目は最大24時残ります。

  • トリガーごとに最大20エントリーまでキャッシュできます。

  • キャッシュキーの最大サイズは64バイト、値は最大4KBです。

  • キャッシュされたキーとその値の累積サイズが8KBを超えることはできません。

  • イールドバックを伴う機能を実行するAction(リダイレクトなど)の場合、異なるキャッシュ状態を伴う別のインスタンスで次のアクションが予定される場合があります。その結果、キャッシュされたデータは、Actionごとに異なる場合があります。

  • 戻す処理(リダイレクトなど)を実行するアクションでは、異なるキャッシュ状態を持つ別のインスタンスで後続のアクションが予定されることがあります。同じ実行であっても、キャッシュされたデータがアクション間で一致しない可能性があります。

SAML属性:

  • Actionで最大100個のSAML属性を変更または追加できます。

  • SAML属性名は最大1KBまでです。

  • SAML値は最大2KBまでです。

  • SAMLアサーションの合計は最大10KBまでです。

SAML構成:

  • audienceのサイズ上限は2kB

  • recipientのサイズ上限は2kB

  • destinationのサイズ上限は2kB

  • nameIdentifierFormatのサイズ上限は0.5kB

  • nameIdentifierProbesのプローブ上限は10個で、各プローブのサイズ上限は0.5kB

  • authnContextClassRef のサイズ上限は0.5kB

  • signingCertのサイズ上限は4KB

  • encryptionCertのサイズ上限は4kB

  • encryptionPublicKeyのサイズ上限は4kB

  • certのサイズ上限は4kB

  • keyのサイズ上限は4kB

Account Linking(setPrimaryUser):

  • primary_user_idは最大128文字まで使用できます

  • setPrimaryUserはトランザクション当たり1回呼び出せます

  • 同一ActionでsetPrimaryUserとして設定されたuserMetadataは破棄され、失われます。同一トランザクション内の次のActionは新たなプライマリユーザー上でuserMetadataを保持します。

  • Ruleがcontext.primaryUserを設定する同一のトランザクション内でsetPrimaryUser

Actionsは現在、以下に対応していません:

  • Identities配列からの外部IdPトークン取得

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