プログレッシブプロファイリングの仕組みを理解する

プログレッシブプロファイリングはユーザーがWebサイトやアプリケーションと関わる中で、ユーザーに関する追加情報を段階的に収集するプロセスです。ユーザーのアクティビティに関連がある場合のみ、詳細なユーザー情報を収集できます。

たとえば、サインアップ中にユーザー名、メールアドレス、パスワードを収集することができ、次のログイン時には勤務先名と役職名を聞くことができます。

プログレッシブプロファイリングを実装することで、次のようにユーザーエクスペリエンスを向上することができます。

  • 登録フォームの短縮。

  • 繰り返しの質問を避ける。

  • より詳細な情報の収集。

  • 変換率の向上。

仕組み

ユーザーがAuth0を通じて認証をするたび、Auth0はユーザープロファイルを更新します。プロファイルの更新に使用されるデータは異なるソースから提供されることがあります。

  • IdPから提供された属性。

  • Auth0 Actionsを使用して動的に作成される属性。

  • FullContactClearbitのような呼び出しAPIから返された属性。

  • アプリケーションが管理する属性。

アクショントリガーを使用する

post-loginアクショントリガーを使用すれば、ログインフロー中にユーザーのuser_metadataapp_metadataフィールドを修正することができます。これは、ユーザープロファイルにアプリケーション固有のデータを保存したり、特定の操作がユーザーに対して行われたかどうかを記録したり、ユーザープロファイルにコストがかかる操作の結果をキャッシュしたりして、今後のログインで再利用できるようにするために役立ちます。詳細については、「ログイン後のアクショントリガーでユーザーメタデータを管理する」をお読みください。

Management APIを使用する

Auth0 Management APIユーザーの更新エンドポイントを使用して、app_metadatauser_metadataフィールドを含む、認証済みユーザーのプロファイルデータを更新することができます。詳細については、「Management APIを使用したメタデータの管理」をお読みください。

ロックライブラリを使用する

additionalSignUpFieldsオプションを使用して、サインアップフォームにカスタムフィールドを追加できます。カスタムフィールドにユーザーがデータを入力すると、Auth0がプロファイルのuser_metadataフィールドに値を保存します。詳細については、「ロック構成オプション」をお読みください。

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