プロダクトのリリース段階
プロダクトのリリース段階は、プロダクトの機能性をどのようにしてステージング、リリース、そして、廃止するのかについて説明します。製品機能はすべてのリリース段階を経て進行するとは限らず、各段階の期間は機能のスコープや影響力によって異なります。
ベータ版
ベータリリースは、サブスクライバーに新しい機能を試してもらい、次段階のリリース(早期アクセスや一般利用可能などの)前にフィードバックを集める時間を提供します。ベータの機能は、いくつかのユースケースに照らし合せて検証されていますが、次の一般利用可能リリースまでに変更されるかもしれません。ベータ版は、選ばれた一握りのサブスクライバーに制限することも(プライベート)、すべてのサブスクライバーに提供することもできます(パブリック)。
ベータリリースに参加する場合、次の事柄に注意してください。
運用環境にはベータ機能のサポートはありません。
変更内容が機能性に影響を与える可能性もあります。これについては、弊社で分かり次第告知します。
フィードバックは、改良点や修正の優先度を判断するのに役立ちます。
早期アクセス
早期アクセスリリースは、オプトインを選択できるように提供している新機能や拡張機能のことで、運用環境と非運用環境の両方で使用することができます。一般利用可能までに小規模な変更がある可能性もあります。早期アクセスリリースは、一部のサブスクライバーに限定されるか、一部のテナント(日本でホストされたテナントのみなど)に提供が開始されることがあります。
一般利用可能
一般利用可能リリースは完全版で、すべてのサブスクライバー(価格帯やSKUの購入による制約あり)の運用環境で使用することができます。一般提供の機能にはサポートがあり、問題点はOktaとの契約に応じて対処されます。
廃止
廃止された機能は、新しいサブスクライバーの使用に対してサポートはありません。また、積極的に機能が向上されることはなく、必要最小限のメンテナンスしか施されません。廃止の時点でその機能を使用していたテナントは、引き続きアクセスできます。
廃止段階は、新しい動作を、顧客が認証のコア機能に影響を与える無調整の変更として体験したときに始まり、以前の動作がサポート終了(EOL)リリース段階に移行するときに終わります。廃止期間中に、顧客は廃止された機能や動作から離れて移行する必要があります。詳細については、「移行プロセス」を参照してください。
廃止は激しい変化をもたらすかもしれませんが、技術をアップグレードし、セキュリティとサービスの品質を向上させ、顧客に更なる価値を提供するリソースに投資し続けていくためには必要です。透明性への取り組みの一環として、廃止がAuth0の利用に影響を及ぼす場合には、事前にサブスクライバーに通知するよう努力します。また、サポート終了(EOL)の通知では、移行と利用可能な代わりとなる機能のお勧めを併せて提供する努力をします。
サポート終了(EOL)
サポート終了(EOL)に至った機能はプラットフォームから取り除かれます。それらの機能を引き続き使用すると、高い確率でエラーが発生します。