AD/LDAPコネクターのインストールと構成
前提条件
システムがシステム要件を満たしていることを確認します。
ほとんどのプラットフォームでは、rootおよび/または管理者権限が必要です。
Windows用のコネクターをインストールする
インストーラーをダウンロードする
Auth0 Active Directory/LDAP Connector for Windows (MSI)ファイルをダウンロードします。
インストーラーを実行する
インストーラーを実行し、手順に従います。
AD/LDAPコネクターがWindowsサービスとしてインストールされます。

Auth0へのリンク
インストールが完了すると、ブラウザーにlocalhostを指す画面が表示されます。

接続のプロビジョニングを行った際に提供されたチケットのURLを入力します。チケットのURLは、Auth0でこのコネクターを一意に識別します。コネクターはこれを使用してAuth0サーバーと通信し、自動的に構成を完了します。
LDAPへのリンク
LDAPの設定を入力します。

| 設定 | 説明 |
|---|---|
| LDAP Connection String(LDAP接続文字列) | たとえば、 ldap://ldap.internal.contoso.comです。これは、プロトコル + LDAPサーバーのドメイン名またはIPアドレスです。LDAPサーバーは、Active Directoryがインストールされたローカルのドメインコントローラーです。プロトコルは、ldapまたはldapsです。ldapsを使用する必要がある場合は、現在のサーバーで証明書が有効なことを確認してください。 |
| Base DN(ベースDN) | たとえば、dc=contoso,dc=comです。これは、コネクターが実行するクエリすべてに対するベースコンテナーです。 |
| Username(ユーザー名) | たとえば、cn=svcauth0,dc=services,dc=contoso,dc=comです。クエリを実行するためのユーザーの完全な識別名です。 |
| Password(パスワード) | ユーザーのパスワードです。 |
上記の情報を送信すると、コネクターは入力された情報を検証するために、一連のテストを実行します。結果はコンソール画面の[Configuration Log(構成ログ)]に表示されます。

すべてのテストが緑(合格)であることを確認してください。
| テスト | 説明 | トラブルシューティング |
|---|---|---|
| テスト1 | LDAPサーバーおよび指定されているポートへのTCP接続確立を試行。 | 基本的なネットワーク接続と、接続を妨害している可能性があるファイアウォールの設定を確認します。 |
| テスト2 | 提供されたユーザー名とパスワードを使用してLDAPサーバーおよび指定されているポートのLDAPバインドを試行。 | LDAP接続文字列、検索パス、ユーザー名、パスワードを確認します。 |
| テスト3 | 指定されたユーザー名の権限を確認するために、ディレクトリに対してLDAP検索を試行。 | 対象ディレクトリのユーザー名の権限を確認します。 |
| テスト4 | Auth0サーバーへの接続確立を試行。 | ネットワーク接続と、接続を妨害している可能性があるファイアウォールの設定を確認します。 |
他のプラットフォーム用のコネクターをインストールする
Auth0 Active Directory/LDAP Connectorパッケージを
/tmpにダウンロードします。Curlの例:
パッケージを展開し、依存関係ファイルをインストールします。
mkdir /opt/auth0-adldap tar -xzf /tmp/adldap.tar.gz -C /opt/auth0-adldap --strip-components=1 cd /opt/auth0-adldap npm installWas this helpful?
/サーバーを起動します。
node server.jsチケット番号の入力を求めるメッセージが表示されたら、Auth0 Management Dashboardの[Setup AD/LDAP connector(AD/LDAPコネクターの設定)]画面の[Settings(設定)]タブからのチケットの完全なURLを入力します。LDAP接続および認証の詳細を使用して、
config.json構成ファイルを編集するよう求められます。"LDAP_URL": "ldap://{yourLdapServerFqdn}", "LDAP_BASE": "dc={yourDomain},dc=com", "LDAP_BIND_USER":"{yourLdapUser}", "LDAP_BIND_PASSWORD":"{yourLdapUserPassword}" //cleartextpasswordWas this helpful?
/node server.jsをもう一度実行して、コネクターを起動します。この時点で、config.jsonのLDAP_BIND_PASSWORDの行がLDAP_BIND_CREDENTIALSに変わります。コネクターが実行されると、コネクターをデーモン化する必要があります(まだツールを選んでいない場合は、upstartやsystemdを検討することもできます)。たとえば、Ubuntu Xenialでsystemdを使用する場合、
/lib/systemd/system/auth0-adldap.serviceファイルには以下の内容が含まれる可能性があります。[Unit] Description=Auth0 AD LDAP Agent After=network.target [Service] Type=simple Restart=always User=ubuntu WorkingDirectory=/opt/auth0-adldap ExecStart=/usr/bin/node server.jsWas this helpful?
/node admin/server.jsを実行して、管理者UIにアクセスします。管理者UIがhttp://localhost:8357で実行され、利用可能になります。
コネクターを初めて構成する際にInvalid Ticket(無効なチケット)のメッセージが表示された場合、最も考えられる原因はネットワークの問題です(たとえばコネクターがプロキシの背後で実行されている場合など)。