APIの設定
Auth0 Dashboardの[Settings(設定)]タブ([Dashboard]>[Applications(アプリケーション)]>[API])を使って、認可されたアプリケーションから使用可能な登録済みのAPIを構成します。APIを構成するには、リストのAPIの横にある[...]をクリックして[Settings(設定)]を選択するか、API名をクリックします。APIの作成および登録方法については、「APIを登録する」をお読みください。

設定
このタブでは、トークンの有効期間、ロールベースのアクセス制御(RBAC)、その他のアクセス設定を構成できます。タブの下にある[Save(保存)]をクリックして変更内容を保存します。
一般設定
これらのフィールドは、最初にAPIを登録したときに設定されますが、Auth0 Management APIの場合は例外です。変更可能なのは[Name(名前)]のみです。

Id:Auth0によって生成された一意のアルファベット文字列です。この情報は、読み取り専用で、Auth0 Management APIのリソースサーバーエンドポイントを直接使用する場合にのみ必要です。
Name(名前):APIのフレンドリー名です。いずれの機能にも影響しません。次の文字は使用できません:
<>
。Identifier(識別子):APIの一意の識別子です。この値は、APIの作成時に設定され、以降変更することはできません。URLの使用を推奨していますが、公開されたURLである必要はありません。Auth0がAPIを呼び出すことはありません。
トークンの設定

Maximum Access Token Lifetime (Seconds)(アクセストークンの最大ライフタイム(秒単位)):アクセストークンの有効期限が切れるまでの時間(秒単位)です。デフォルトの値は、86,400秒(24時間)です。設定できる最大値は、2,592,000秒(30日間)です。
Implicit / Hybrid Flow Access Token Lifetime (Seconds)(暗黙/ハイブリッドフローを使用したアクセストークンのライフタイム(秒単位)):暗黙/ハイブリッドフローを使用して発行されたアクセストークンの有効期限が切れるまでの時間(秒単位)です。デフォルトの値は、86,400秒(24時間)です。値はアクセストークンの最大ライフタイムよりも長くできません。
JSON Web Token (JWT) Profile(JSON Web Token(JWT)プロファイル):プロファイルは、APIに発行されるアクセストークンの形式を決定します。使用可能な値は
Auth0
とRFC 9068
です。詳細については、「アクセストークンのプロファイル」をお読みください。JSON Web Token (JWT) Signing Algorithm(JSON Web Token (JWT)の署名アルゴリズム):トークンの署名に使用するアルゴリズムです。署名は、JWTの送信者が自称のとおりであることを検証し、メッセージが途中で変更されていないことを保証するために使用されます。使用可能な値は
HS256
とRS256
です。RS256
(推奨)を選択すると、トークンがテナントの秘密鍵で署名されます。この値は、APIの作成時に設定され、以降変更することはできません。署名アルゴリズムとAuth0での役割については、「署名アルゴリズム」をお読みください。JSON Web Encryption(JWE):有効な場合、発行されたアクセストークンは、JSON Web Encryption(JWE)形式で暗号化されます。詳細については、「JSON Web Encryption」をお読みください。
RBACの設定

Enable RBAC(RBACを有効にする):有効にすると、APIにRBACポリシーが適用されます。詳細については、「ロールベースのアクセス制御」と「APIにロールベースのアクセス制御を有効にする」をお読みください。トラブルシューティングのヘルプについては、「ロールベースのアクセス制御と認可のトラブルシューティングを実行する」を参照してください。
Add Permissions in the Access Token(アクセストークンに権限を追加する):有効にすると、アクセストークンに権限クレームを追加できます。この設定は、RBACを有効にしている場合のみ利用できます。権限は[Permissions(権限)]タブで構成することができます。
アクセス設定

Allow Skipping User Consent(ユーザー同意のスキップを許可):有効にすると、「ファーストパーティ」のフラグが付いたアプリケーションついて、APIがユーザー同意をスキップします。
Allow Offline Access(オフラインアクセスの許可):有効にすると、アプリケーションがAPIにリフレッシュトークンを要求できます。
権限
[Permissions(権限)]タブの設定を使って、APIが使用する権限(スコープ)を定義します。詳細については、「APIに権限を追加する」と「APIの権限を削除する」をお読みください。

M2Mアプリケーション
M2Mアプリケーションがある場合は、このタブのリストに表示されます。リストにあるアプリケーションは、トグルを使って認可します。詳細については、「マシンツーマシンアプリケーションを登録する」をお読みください。

テスト
APIでテストを行うためのテストアプリケーションが自動的に作成されます。Management APIテスト用にマシンツーマシンアプリケーションを作成する方法については、「テスト用にマシンツーマシンアプリケーションを作成する」をお読みください。

Management API Explorer
Auth0 Management APIの[Settings(設定)]を表示すると、[API Explorer]と呼ばれる追加のタブが表示されます。

トラブルシューティングのヘルプについては、「API呼び出しを確認する」をお読みください。