本記事は 2025年9月23日 に更新された「Shopify + Auth0: A New Era for Retail Customer Identity」を翻訳した記事です。
ログイン体験はオンラインストアの玄関口であり、多くの顧客がリテールブランドと接する最初のタッチポイントです。Shopifyが提供する新しいCustomer Accountsにより、マーチャントはAuth0のエンタープライズ級アイデンティティプラットフォームを利用して、ログイン体験をアップグレードする強力な機会を得ました。Shopifyマーチャントは、Sign in with Shop体験を維持したまま、Auth0を使用してログイン、新規登録、パスワードレスオプション、多要素認証(MFA)などを管理できます。
本連携により、エンタープライズリテール企業が顧客アイデンティティを管理するためのセキュリティ、カスタマイズ、拡張性が全く新しいレベルに引き上げられます。ShopifyのLegacy Customer Accountsから移行するマーチャントにとって、Auth0を採用する絶好のタイミングです。
Auth0の統合は非常に簡単です。
Auth0がShopifyマーチャントを強化する方法
現代のリテールブランドを取り巻くアイデンティティ環境は進化しています。ShopifyのLegacy Customer Accountsでは、メールアドレスとパスワード、または特定のエンタープライズ設定向けのMultipassによるログインが可能でした。この手法は馴染みがある一方で、以下のような制限があります。
- セキュリティの制限:MFAやブルートフォース保護が組み込まれていない
- ログインオプションの制限:パスワードレスや現代的なソーシャルログインを利用できない
- 運用の複雑さ:従業員向けアイデンティティプロバイダーとの連携が容易ではない
Shopifyは最近、OpenID Connect(OIDC)を介してAuth0のような外部アイデンティティプロバイダーをサポートする新しいCustomer Accounts製品をリリースしました。この変化は、Shopifyマーチャントが顧客認証体験を再考し、エンタープライズ級アイデンティティプラットフォームで将来に備えるための自然な転換点となります。
Auth0のアイデンティティプラットフォームは、世界最大級のリテールブランドに信頼されており、優れたセキュリティとシームレスなショッピング体験の両方を提供します。Shopifyの新しいCustomer Accountsとのネイティブな連携により、エンタープライズリテール企業は、セキュリティを高め、顧客ロイヤリティを強化し、長期的なイノベーションをサポートする現代的な顧客アイデンティティアクセス管理(CIAM)ソリューションを実装できます。
アイデンティティプロバイダーとしてAuth0を使用する主な利点は以下の通りです。
エンタープライズ級のセキュリティ
- 組み込みのMFA(SMS、認証アプリ、WebAuthn)
- ブルートフォース保護、ボット検知、漏洩パスワード検知を含む攻撃保護
- パスワードレス、ユーザー名/パスワード、カスタムデータベースなどの柔軟な認証方法
あらゆる体験にわたるシングルサインオン(SSO)
- Shopifyストアフロント、カスタマーサポートポータル、モバイルアプリ間でのログインを統合し、一貫したオムニチャネル体験を実現する
- 顧客による不必要な再認証を防ぎ、満足度とコンバージョン率を向上させる
- 顧客体験と企業用アイデンティティプロバイダーを接続し、B2BまたはB2B2Cモデルを実現する
- 卸売プログラム、パートナーポータル、法人購入に最適
グローバルなソーシャルおよびアイデンティティ統合
- Google、Apple、Facebookなどに対応した構築済みのコネクタにより、世界中の顧客の新規登録をスムーズにする
ブランドに最適なログイン体験
- 完全にカスタマイズ可能なUniversal Login
- ストアフロントに合わせたブランディング、言語、テーマの適用
Auth0は、リテールに特化した顧客アイデンティティへのアプローチを提供します。Legacy Customer Accountsからの移行を容易にし、戦略的な優位性をもたらします。
移行のメリット
本連携により、Legacy Customer Accountsから移行するShopifyマーチャントは、顧客ログインをAuth0の現代的で拡張可能な認証プラットフォームへアップグレードできます。
今アップグレードすべき理由は以下の通りです。
- シームレスな移行:Auth0とShopifyの新しいCustomer Accountsの連携により、切り替え時の顧客の摩擦を最小限に抑えます。顧客は、使い慣れたShopアカウントでのログインを継続できます。
- 機能の即時アップグレード:MFA、SSO、フェデレーション、高度な攻撃保護を即座に利用できます。
- オムニチャネル設計:新しいログイン方法の追加、AIエージェントの統合、複数店舗のリンクが容易になります。
セキュリティを強化し、顧客関係を深め、パーソナライゼーションやロイヤリティにおけるイノベーションの扉を開く機会となります。
Auth0のセットアップは簡単です
Shopifyが提供するOIDCの組み込みサポートにより、技術的なセットアップは極めてシンプルです。
Auth0とShopifyを接続する手順については、テクニカルクイックスタートガイドを確認ください。
マーチャントは、Auth0マーケットプレイスからSign in with Shopを有効化し、Auth0のセキュリティを付加した同様の体験を提供できます。
事例:マルチブランドリテール企業の変革
それぞれ独自のShopifyストア、ネイティブアプリ、ロイヤリティプログラムサイトを運営するマルチブランドリテール企業では、従来のLegacy Customer Accountsだと各プロパティで個別のログイン作成を顧客に求めていました。
Auth0を導入すると、同じマーチャントで以下の対応が可能になります。
- 全ストアフロントおよびデジタルプロパティで共通のユニバーサルログインを提供
- Google、Facebook、Appleなどの既存プロフィールや、パスワードレスのメールコードによる登録を許可
- エコシステム全体に一貫したMFAと不正防止を適用
- アイデンティティ関連コードを書き直すことなく、より安全な生成AIショッピングアシスタントを展開
- Sign in with Shop体験を維持
リテールにおけるアイデンティティの重要性
アイデンティティは顧客体験の玄関口です。Shopifyマーチャントは、Customer Accountsへの移行に合わせて、混乱を招くことなく最高水準の顧客アイデンティティプラットフォームへアップグレードできます。
Auth0とShopifyの新しいCustomer Accountsの連携は、以下を実現します。
- エンタープライズ級のセキュリティとコンプライアンス
- 顧客に喜ばれるSSOを活用したシームレスな体験
- 次世代のリテールイノベーションに適応するために必要な俊敏性
次のステップ
- 技術ブログを確認する:Auth0とShopifyを接続する方法:テクニカルクイックスタートガイド
- ソリューション概要をダウンロードする:Shopifyリテール向けモダンアイデンティティ
- Sign in with Shopを設定する:Auth0 + Shopマーケットプレイス連携

