メール変更スクリプトのテンプレート

メール変更スクリプトは、ユーザーのメールアドレスやその検証ステータスが変わった際に、定義済みの関数を実行します。この関数の名前をchangeEmailにすることをお勧めします。

このスクリプトはレガシー認証シナリオ でのみ使用され、ユーザーのメールアドレス（もしくはメールアドレス検証ステータス）をAuth0と外部データベースで同時に更新したい場合には必須です。

メール変更スクリプトは、Auth0 Dashboardでは構成できません。このスクリプトを管理するには、Auth0 Management APIの接続の作成または接続の更新エンドポイント、またはAuth0 Deploy CLIを使用する必要があります。

ChangeEmail関数

changeEmail関数は以下を行います。

  • 外部データベースでユーザーのメールアドレスを更新します。

  • 処理の失敗やエラーが発生した場合にはエラーを返します。

定義

changeEmail関数は、4つのパラメーターを受け取り、コールバック関数を返します。

changeEmail(email, newEmail, verified, callback): function

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パラメーター タイプ 説明
email 文字列 ユーザーの現在のメールアドレス。
newEmail 文字列 外部データベースに設定するユーザーの新しいメールアドレスの値。
verified ブール値 新しいメールアドレスの確認状況。
callback 関数 エラーデータをパイプライン経由で渡すために使用。

例

これは疑似JavaScriptを使った例で、どのようにすればchangeEmail関数を実装できるかがわかります。

function (email, newEmail, verified, callback) {
  // Prepare the API call
  let options = {
    url: "https://example.com/api/users",
    action: "PATCH",
    body: {
      email: email,
      new_email: newEmail,
      email_verified: verified
    }
  };

  // Call the API
  send(options, err => {
    // Return `false` value in callback if operation failed
    if (err && err.id == "FAIL_CHANGE_EMAIL") {
      return callback(null, false);
    } else if (err) {
      // Return error in callback if unspecified error occurred
      return callback(new Error("My custom error message."));
    }

    // Return `true` value in callback if operation succeeded
    return callback(null, true);
  });

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コールバック関数

コールバック関数は2つのパラメーターを受け取り、1つの関数を返します。

定義

callback(error, operationResult): function

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パラメーター タイプ 必須 説明
error オブジェクト 必須 エラーデータを含む。
operationResult ブール値 任意 メール変更操作の結果を示す。

成功の場合

メールアドレス変更操作が成功した場合、コールバック関数を返し、エラーパラメーターにはnullを、operationResultパラメーターにはtrueを渡します。

return callback(null, true);

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失敗の場合

メールアドレス変更操作が失敗した場合、コールバック関数を返し、errorパラメーターにはnullを、operationResultパラメーターにはfalseを渡します。

return callback(null, false);

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エラーの場合

エラーが発生した場合は、コールバック関数を返し、エラーパラメーターに関連するエラー情報を渡します。

return callback(new Error("My custom error message."));

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