ユニバーサルログインの高度なカスタマイズ

ユニバーサルログインの高度なカスタマイズ(ACUL)はユニバーサルログインの早期アクセス機能です。クライアント側でレンダリングされるカスタムのユニバーサルログイン画面を構築し、ユニバーサルログインエクスペリエンスのあらゆる細部を制御できるようにします。組織に以下の機能性を役立てることができます。
ピクセルまで細かく完璧なブランディングを制作:インターフェイスにブランドを形作る外観と操作性をデザインします。
1つの場所で複数のブランドと顧客に対応:アプリケーション、ユーザーと組織情報を活用して、マルチブランドの認証エクスペリエンスを提供します。
高度な分析とメトリクスを集約:A/Bテストと分析のプラットフォームを統合し、オンボーディングへの道に最適化と革新を実現します。
地域の要件に準拠:ローカライゼーション、プライバシーやアクセシビリティなど、地域に特定の要件に従います。
既存の技術投資を活用:アプリケーション、デザインシステム、CSSやJavaScriptフレームワークなどの強化に適用している既存の技術が活用できます。
Auth0のセキュリティを用いたカスタム認証エクスペリエンスを構築:組織のイメージやユーザーエクスペリエンスに、パスキー、脅威インテリジェンス、セキュリティセンターなど、Auth0機能のセキュリティや拡張性を組み込みます。
フロントエンド開発の努力と影響を調和:企業に特定の業務ニーズやユースケースに基づいて、ACULの適用を段階的な繰り返し、または選択して行うことができます。
ユニバーサルログインの高度なカスタマイズはAuth0のコア機能を基盤に構築されています。クライアントとサーバーのモデルを使用して、クライアント側のインターフェイスを完全に制御しながら、ユニバーサルログインのサーバー側でホストされた認証のセキュリティ、拡張性や柔軟性を活用することができます。ユニバーサルログインが提供する機能は、そのままユニバーサルログインの高度なカスタマイズで動作します。
ユニバーサルログインの高度なカスタマイズを使い始めるには、「高度なカスタマイズの使用を開始する」をご覧ください。
早期アクセスでの対応
早期アクセス期間中、ユニバーサルログインにデフォルトで含まれているすべての画面と機能について、Auth0はカスタムインターフェイスのリリースとサポートを提供します。
早期アクセスは運用環境での使用に対応し、今後の早期アクセスリリースは破壊的な変更を含むことなく、対応している既存の画面や機能と後方互換性を保ちます。以下は現在対応している画面と機能のリストです。この情報はAuth0の変更履歴にも記載されています。
この早期アクセスには、構成API、開発ツール、基本的なSDK対応、第一要素画面のカスタムUIの構築と、Identifier First認証プロファイルの関連機能を中心に以下が含まれています。
画面ごとにユニバーサルログインの高度なカスタマイズを構成するためのManagement APIエンドポイント
Terraformプロバイダー、Deploy CLIとAuth0 CLIにおける新規Management APIエンドポイント対応
インターフェイスの構築やサーバーとの対話を行うためのTypescript SDK
ID Firstの第一要素画面でカスタムUIの構築に対応
対応している認証方法
パスワード
メールまたはSMS OTPを使ったパスワードレス
パスキー
エンタープライズ接続とソーシャル接続
クライアント側の対応機能
柔軟な識別子
ボット検知(CAPTCHA)
ログインやサインアップ時の追加データ取得
対応画面:
このリリースはACULをデフォルトで有料プランのすべてのテナントに有効化し、以下を含むシングルステップのサインアップとログインのフロー、および基本的パスワードリセットフローにカスタムUIを構築できるようにします。
signup
login
reset-password
reset-password-email
reset-password-request
reset-password-error
reset-password-success
また、これらの新しい画面に対応するために、Javascript SDKとAuth0のCDTツールに対する更新も含まれています。