Actionsの3つの新機能でより強力にカスタマイズが可能に
Auth0 Actionsで新たな3つの機能が利用可能になりました。
Actinosをさらに活用しましょう
Auth0 by Oktaの認証システムを使用する際に、より詳細にカスタマイズして利用できるようになります。本日からAuth0 Actionsで、SAMLマッピングの変更、ルートレベルのユーザー属性へのアクセス、アクセストークンのスコープ変更を行えるようになりました。これらの新機能により、RulesからActionsへの移行をスムーズにできます。
Actionsの3つの新機能で詳細なカスタマイズが可能に
新機能は開発者と顧客の双方に利益があります。以下にその詳細をご紹介します。
1. SAMLマッピングと構成
Security Assertion Markup Language (SAML)の本質は、認証と認可のデータを様々なIDサービスプロバイダー間での共有です。このアップデートにより、ActionsでSAMLマッピングの構成、ユーザーデータの操作性を改善し、SAMLベースでのIDプロバイダとの統合がより簡単になりました。
開発者は、Actionsでユーザー属性とSAMLアサーションからのクレームを直接ユーザープロファイルにマッピングできます。このアップデートでユーザー属性の管理をより直感的にし、IDプロバイダーとアプリケーション間でのスムーズなデータフローを実現できます。ドキュメントで SAML の詳細をご覧ください。
2. アクセストークンのスコープ
アクセストークンは、トークンベース認証でアプリケーションをAPIにアクセス許可するためにとても重要です。このアップデートにより、開発者はActions内でAPIで自由にクレームスコープの編集ができるようになり、全体的なセキュリティニーズを満たせるようになりました。ドキュメントでアクセストークンの詳細をご覧ください。
3. ルートレベルのユーザー属性
標準化されたAuth0ユーザープロファイルはルート属性と様々なIDプロバイダーから受け取ったプロファイル属性の両方を持ちます。このアップデートにより、開発者がActions内でこれらの属性を全て確認できるようにすることで、柔軟なカスタマイズが可能になりました。顧客のプロファイルを理解したり、ユーザーの利益を保護するために、user.roles
、 user.groups
、およびuser.permissions
のような一般的な属性を活用できるようになりました。ドキュメントでユーザー属性の詳細をご覧ください。
Actionsへの移行:すぐにカスタマイズできる仕組み
既存のソリューションは、今日の移り変わるデジタル環境において多くの場合不十分です。組織特有のニーズや変動する規制を考慮すると、カスタマイズと柔軟性は重要です。Auth0 Actionsは、顧客、パートナー、開発者のいずれにもメリットのある柔軟なカスタマイズ機能を提供します。
より良い開発者体験と機能強化のためにRulesとHooksからActionsへ移行することをお勧めします。Actionsで直接サードパーティソリューションを統合でき、カスタムコードを実装せずに、キャッシュパフォーマンスの向上を体験できます。Auth0 Actionsへ移行して、シンプルさと柔軟性を備えたID管理を導入しましょう。
移行についての詳細はMove to Actionsのページを参照し、SAML、アクセストークン、そしてユーザー属性についてはドキュメントをご覧ください。
(このブログはこちらの英語ブログからの翻訳: ソリューションエンジニア 森田剛広)