SendGridを外部SMTPメールプロバイダーとして構成する
Auth0では独自のSMTPメールプロバイダーを構成して、メール通信をより完全に管理、監視、トラブルシューティングできるようにすることができます。Auth0に組み込みのメールインフラストラクチャは、メールのテストにのみ使用してください。
前提条件
Auth0からSMTPにメールが確実に送信されるように、ポートを開いて、特定のIPアドレスからのインバウンド接続を許可します。IPのリストを更新するには、[Dashboard]>[Branding(ブランディング)]>[Email Provider(メールプロバイダー)]に移動します。詳細については、「AllowListにIPアドレスを追加する」を参照してください。
SendGridアカウントが必要です。Microsoft Azureのサブスクリプションをお持ちの場合には、Azure Marketplaceで無料アカウントを取得できます。
SendGridを構成する
SendGridアカウントにログインします。
SendGridの[Settings(設定)]>[API Keys(APIキー)]に移動して、[Create API Key(APIキーの作成)]をクリックします。
キーの名前を入力して、[Restricted Access(制限されたアクセス)]を選択します。
[Access Details(アクセスの詳細)]にある[Mail Send(メール送信)]をクリックして展開します。
[Mail Send(メール送信)]の権限を[Full Access(フルアクセス)]に設定します。
[Save(保存)]をクリックして、キーの値をコピーします。
[Auth0 Dashboard]>[Branding(ブランディング)]>[Email Provider(メールプロバイダー)]に移動します。
[Use my own email provider(独自のメールプロバイダーを使用する)]を有効にします。
SendGridロゴをクリックします。
[From(差出人)]のメールアドレスを入力し、前の手順でコピーしたSendGridのAPIキーを貼り付けて、[Save(保存)]
注意:メールを使ったパスワードレス認証を使用している場合には、パスワードレス接続の[From(差出人)]のメールアドレス値がSendGridに使用している[From(差出人)]のメールアドレス値と一致していることを確認してください。
メールをテストする
テストメールを送信するには、[Send Test Email(テストメールの送信)]ボタンを使用します。すべてが正しく構成されていると、確認メールを受け取ります。数分経ってもメールを受信しない場合は、Auth0ログでエラーを確認してください。
SendGridの[Email Activity(メールアクティビティ)]ページに、ユーザーに送信したすべてのメールの配信インサイトが表示されるようになります。