実行とデバッガー

フローが実行されるたびに、Auth0は実行をデバッグするために使用できるエントリを保存します。これはフロー実行のエラーが発生した理由を理解するのに役立ちます。たとえば、プロパティが欠落している、タイプミス、APIキーが正しくない等の理由でフローが失敗する可能性があります。

フロー実行を確認する

フローの実行エントリを確認するには、以下の手順に従ってください。

  1. [Auth0 Dashboard]>[Actions(アクション)]>[Forms(フォーム)]に移動してから、[Flows(フロー)]を選択します。

  2. リストからフローを選択します。

  3. [Executions(実行)]を選択します。

Dashboard > Actions > Forms > Flows > Execution

すべての実行エントリに4つのプロパティがあります。

  • Execution date(実行日):フロー実行の日付です。

  • Execution ID(実行ID):フロー実行の一意のIDです。

  • Status(ステータス):フロー実行の現在の段階です。4つの可能な実行ステータスがあります。

    • Running(実行中):実行が現在進行中です。

    • Failed(失敗):実行は内部エラー(フローアクションで必要な設定がないなど)のため失敗しました。

    • Completed(完了):実行は内部エラーなしで完了しました。

  • View Details(詳細を表示):実行のデバッグウィンドウを開きます。

Dashboard > Actions >  Forms > Flows > Executions

フロー実行をデバッグする

フローのデバッグやトラブルシューティングを行うために、実行について[View Details(詳細を表示)]にアクセスして、フローの入力、出力、およびエラーデータを確認できます。

Dashboard > Actions > Forms > Form

フロー実行を中断するエラーをデバッグするには、以下の手順に従ってください。

  1. [Auth0 Dashboard]>[Actions(アクション)]>[Forms(フォーム)]に移動します

  2. ステップノードにリンクされたフローを見つけます。

    Dashboard > Actions > Forms > Form

  3. [Edit Flow(フローを編集)]を選択します。

  4. [Executions(実行)]を選択します。

  5. 失敗した実行の[View Details(詳細を表示)]を選択します。

以下の例では、Update user Input(ユーザー入力の更新)ビューはuser_idプロパティに対してnull値を示します。

Dashboard > Actions > Forms > Flow > Execution

Error(エラー)ビューは、必要なuser_idがないため、アクションのスキーマ検証が失敗したことを示しています。フローは、フロー実行を中断する内部エラーを返します。

Dashboard > Actions > Forms > Flow > Execution > Error

ユーザーを更新するアクションを確認すると、ユーザーIDパラメータに構文エラーが示されます。正しい構文は{{context.user.user_id}}です。構文が修正されたら、フローをテストして確認します。変数の構文について詳細は、「変数」をお読みください。

Dashboard > Actions > Forms > Flows